

お部屋探しが初めての人は、経験がないだけに何をどうしたらいいのか迷いますよね。
気に入る物件に出合うまでには、たくさんの手順やチェックが必要です。
いろんな情報を集めるだけでなく、不動産会社を訪問したり契約書を交わしたりといった、ちょっぴり緊張しそうなことも……。 そこで、お部屋探しの際のポイントを整理して、便利なチェックシートも作りました。
このマニュアルとチェックシートを活用しながら、行動開始です!
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家賃の目安はボーナス等を含めない手取り収入の1/3以内。管理費・共益費や駐車場・駐輪場代、生活費なども考慮して、無理なく支払える賃料を設定しましょう。
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隣り合う駅が徒歩や自転車の圏内、またはバスが便利という場所もあります。1つの駅や路線に限定せず、「A駅〜F駅の間」「○○区内」などと選択の幅を広げて。
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入居までのざっくりとしたスケジュールを立てましょう。入社・入学シーズンを前に物件が動くピークは1〜3月。引っ越しの時期を決めているなら早めの行動を。
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主要エリアの家賃相場はインターネットで調べられます。相場が予算より高い場合はエリアを選び直すか、ターミナルから離れた駅や各駅停車の駅なども検討してみましょう。
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通勤・通学先の駅または、よく遊びに行く地域の駅を基点に、そこから20分以内とか40分までと決めて候補地を選ぶのも一案。所要時間もネットで確認できます。
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ネット上では地図も検索できるので、希望するエリアの地図も見てみましょう。周辺の駅や別の路線との位置関係、おもな商業・公共の施設なども把握できます。
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お目当てのエリアや沿線がほぼ決まったら、より詳しい条件を検討しましょう。以下にあるチェックシートに書き入れることでポイントが整理しやすくなります。
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すべての希望が満たされる物件は、まず見つからないものです。ライフスタイルを考慮して、最優先したいものから譲歩できるものまでを決めておきましょう。


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←クリックするとシートが開きます。
印刷して不動産会社へ行くときに持参すれば、話も進めやすくなります。
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契約時には連帯保証人が必要です。親や親戚、上司などに依頼することが多いのですが、提出書類があるので早めに手配を。また、連帯保証人を立てる代わりに保証会社を利用して契約できる物件もあります。この場合は保証会社の審査もあり、保証委託料が必要となります。
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希望の条件が整理できたら、候補の駅の近くや沿線にある不動産会社を探しましょう。不動産会社の検索サイトで気になる物件があれば、その会社に問い合わせをしましょう。
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不動産会社には訪問する日時の予約を。条件に近い物件があれば間取図などの資料をファクスかメールで送ってもらい、訪問日に内見も可能なら手配を頼みましょう。
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不動産会社は大家さんの代理でもあります。訪問時から入居審査が始まっているつもりで清潔感のある服装を心がけ、言葉遣いなどマナーにも気を配りましょう。
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内見は1軒につき30分〜1時間はかかります。周辺環境の調査や移動時間も含めると、1日に多くても3〜4軒が限度。内見は時間の余裕のある日を選んで依頼しましょう。また、冬は日照時間が短いので、午前中からスタートするのがオススメです。
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新居に持ち込む予定の家具や家電製品などのサイズを測っておきましょう。
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部分的に図面と違う場合もあるので、現地で確認したことを記入。
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画像があれば、複数の物件をあとで比較・検討するにも便利。
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家具・大型家電が置けるか、収納スペースや窓の大きさ等も確認。
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契約したい物件が見つかれば、申込金が必要になる場合も。
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↑クリックするとシートが開きます。 印刷して内見のときのメモ代わりにしましょう。
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物件から最寄り駅までは必ず歩いてみましょう。不動産広告の所要時間は「80m=1分」で計算されたもので、坂道や信号、歩く速度の違いなどは考慮されていません。
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平日の昼間は周辺の騒音が気になっても夜間や週末は静かという場所もあります。また、昼間は静かでも夜は大通りや深夜営業の店の騒音が聞こえる場合も。できれば、昼と夜、平日と休日など時間帯や曜日を替えて現地をチェックしたいものです。
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物件の内見と周辺の調査を終えたら、記入した「物件チェックシート」をもとに比較・検討し、借りたい物件を絞りこみましょう。決めたらすぐに不動産会社へ連絡をしましょう。
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借りたい物件が決まったら不動産会社へ「入居申込書」を提出。これは大家さんに申込人のプロフィールを知らせるもので、大家さんは申込書をもとに入居審査をします。
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申込時には「預り金」「申込金」「手付け金」等の名目で数千円〜家賃1か月分のお金を納入する場合もあります。このお金は契約が決まったら契約金に充当されます。
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申込金を納めるときは、キャンセル時に申込金が必ず返還されることを確認した上で「預かり証」を発行してもらいましょう。それを断るような不動産会社は信用できないので、どんなに気に入った物件でもパスすべきです。
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審査は通常1週間ぐらいで結果が出ますが、中には大家さんとの面接が必要な物件もあります。保証会社を利用する場合も審査が必要。申込金を納めても契約には至っていないので、入居審査で通らない場合もありえます。
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契約時には住民票(入居者全員)、印鑑証明書、収入証明書(会社員は源泉徴収票や給与明細書、自営業などは確定申告書の写しや納税証明書)、印鑑、連帯保証人の署名・実印入りの保証書と印鑑証明書などが必要。不動産会社の担当者が教えてくれますが、契約日までに必要な書類を揃えましょう。
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首都圏の一般的な初期費用は、トータルで家賃の6〜7か月分が目安です。
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家賃の0〜2か月分。大家さんへのお礼で退去時には返還されない。
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家賃の1〜3か月分。大家さんに預けるお金。退去時に返還されるが、家賃の滞納や入居者負担の補修&クリーニング費用などが発生した場合は敷金から差し引かれる。
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家賃の0〜1か月分。不動産会社へ支払う報酬で最大1か月分と法律で定められている。 ※別途消費税がかかります
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家賃と管理費の1か月分程度。家賃は契約日から発生するため、月の途中から入居する場合は日割り計算に。
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1〜2万円程度。保険の加入手続きは不動産会社が代行する。
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カギの新規交換
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1〜3万円程度。カギの種類によって金額は異なる。
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契約の前に、不動産会社の宅地建物取引士から物件の詳細や契約内容に関する重要事項の説明を受けます。疑問点はその場で確認し、納得した上で契約書を交わしましょう。

賃貸借契約書と重要事項説明書に署名・捺印
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就職や進学、実家からの独立、結婚、転勤などで初めてお部屋探しをする人は、新しい生活への期待にワクワクしながらも、さまざまな手続きをクリアしなくてはいけません。
お部屋探しを段取りよく進めるには、今回の特集を参考にすると共に信頼の置ける不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産会社の担当者は大家さんの代理人であると同時に、借りたい人の強い味方! わからないことは遠慮なく聞いてアドバイスをしてもらいましょう。
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