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城南エリアの個性的な坂をピックアップ!坂のある街に住んでみませんか?

坂のある街は起伏に富み、見晴らしや日当たりの良い高台があり、緑も豊かな住宅地が多いと言われています。23区内には名前の付いた坂が700以上あるそうですが、東京の坂の名は江戸時代に命名されたものがほとんどとか。
急な坂、なだらかな坂、長く続く坂、短い坂、階段状の坂など、その姿はさまざまで、現在では幹線道路となった幅広い坂道や昔の面影を伝える小さな坂もあります。今回は城南エリアからユニークな名前の坂を選び、それぞれの坂の由来や周辺の街の様子、おすすめのスポットを紹介しましょう。

世田谷区の坂 目黒区の坂 大田区の坂


世田谷区の坂のある街

岡本三丁目の坂(岡本の富士見坂)

岡本三丁目の坂(岡本の富士見坂)岡本三丁目の坂(岡本の富士見坂)

多摩川の河岸段丘で緑豊かな国分寺崖線(がいせん)に沿う坂。勾配22%と非常に傾斜が大きく、世田谷区内で最も急な坂道です。よく晴れた日には坂上から富士山が望めるので、「世田谷百景」や「関東の富士見百景」にも選ばれました。
まっすぐ延びた坂だけに見晴らしも利きますが、急な坂道のため安全に上り下りできるよう、坂の脇にはガードレールで隔てた階段状の歩道が設けられています。
閑静な住宅街の中にあり、坂の名前は所在地そのまま。散策がてら「祖師ヶ谷大蔵」「成城学園前」「二子玉川」等の駅の周辺にも出られる地域です。

周辺

田園都市線「用賀」駅、「砧公園(世田谷美術館)」「大蔵運動公園」「丸子川親水公園」「岡本公園」「オーケーストア」「用賀商店街」「東名高速道路」「世田谷通り」「環八通り」など。

所在地

岡本3丁目27・28番(坂上)から35・36番(坂下)。

現地マップ現地マップ


おすすめスポット

砧公園

砧公園

広大な敷地内には芝生広場と樹林で構成されたファミリーパーク、バードサンクチュアリ、遊具のあるアスレチック広場、吊り橋などのほか、野球場兼競技場、小サッカー場、サイクリングコース、公園が一望できるレストランのある「世田谷美術館」も併設。家族ぐるみで楽しめる緑豊かなスポットで、隣地には「大蔵運動公園」も。


国立成育医療研究センター病院

国立成育医療研究センター病院

受精・妊娠から成人となって次世代を育む過程までを総合的・継続的に診る医療機関で、特に新生児医療、小児救急医療、安全なお産を含む妊産婦医療など、安心して子どもを産み育てるための高度な専門医療と研究を推進。産婦人科や小児科を含めて23の診療科が設けてあり、女性総合外来などもあります。460床の施設で完全予約制。


その他の世田谷区の坂

なかんだの坂

成城3丁目の国分寺崖線を斜めに通る坂道。坂の中ほどには「成城三丁目なかんだの坂市民緑地」があり、世田谷のトラスト運動の一環としてボランティアのメンバーが緑地の維持管理や調査などを行っている。

行火坂(あんかざか)

瀬田1丁目を通る古道の大山道(おおやまみち)の一部で「行善寺坂」とも呼ばれている。長く続く急な坂で、上っていくと体が熱くなることから、こたつを意味する「行火(あんか)」という名がついたとか。

畳屋坂

大蔵3丁目の大蔵団地と砧5丁目の間を東へ上る坂道。昔は現在より急勾配だったため、荷車などは後ろから押して助けなければ上れなかったという。この坂沿いに畳屋さんがあったことから坂の名に。

寮の坂

尾山台1丁目と2丁目の間の坂道。14世紀初めに創建された区内の古刹「松高山 傳乗寺」が、かつては坂の東側の台地に位置し、本堂と並んで僧侶の学寮が建てられていたため、地元の人々が「寮の坂」と呼ぶように。


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目黒区の坂のある街

なべころ坂

なべころ坂なべころ坂

「山手通り」と「駒沢通り」に挟まれた地域に位置し、付近には数カ国の合同の公邸である「中目黒大使公邸」や大規模な共同住宅棟も。坂の可愛らしい名称は昔、鍋が転がるほどの急な傾斜だったからと言われています。
また、「なべごろ」という目黒の古い方言に由来するという説も。これは、古くには坂の路面の赤土層が露出して、夏には赤土のかたまりがごろごろし、冬場や春先、梅雨どきには赤土が水気を含んで軟らかくなり、その赤土がどろどろにぬかるんだ状態を「なべごろ」と言ったからだとか。現在も勾配15%と、かなり急な坂道です。

周辺

東急東横線「中目黒」駅・「祐天寺」駅、「なべころ坂緑地公園」「中目黒南緑地公園」「現代彫刻美術館」「目黒区総合庁舎」「目黒銀座商店街」「祐天寺」「祐天寺商店街」「駒沢通り」「山手通り」など。

所在地

中目黒4丁目13番と14・16番の間。

現地マップ現地マップ


おすすめスポット

宗教法人長泉院付属 現代彫刻美術館

宗教法人長泉院付属 現代彫刻美術館

東急のバス停「自然園下」に近い閑静な住宅街にあります。20世紀後半以降の日本の作品を通し、彫刻の素晴らしさを伝えたいという思いから浄土宗のお寺が開設。モダンな建築の本館と3か所の屋外展示場では、さまざまな彫刻がゆっくり鑑賞できます。若手の作家の企画展や子ども向けのワークショップ、作家によるギャラリートーク等も開催。


なべころ坂緑地公園

なべころ坂緑地公園

「なべころ坂」の上の高台にある小さな公園。すべり台などの遊具や休憩用のベンチも設けてあり、小さな子ども連れでも気軽に遊べるスペースです。公園の角に民間信仰の本尊を祭った石塔である「藤の庚申塔(こうしんとう)」が2基、並んでいるのが目印。近くには階段や池などで構成された「中目黒南緑地公園」もあります。


その他の目黒区の坂

松見坂

「環六通り」と「淡島通り」の交差する駒場1丁目付近で、昔、道玄太郎という山賊が松の大木の上から旅人を狙っていたという。この道玄の登った木が「道玄物見の松」と呼ばれ、そこから坂の名に。渋谷の「道玄坂」も由来は同じ。

けこぼ坂

「正覚寺」から「祐天寺」へ上る「駒沢通り」の一部。昔は坂の急な箇所を削る工事をして、人工斜面が崩れるたびに赤土のかたまりがザラザラとこぼれたそうで、その状態を目黒の古い方言で「けこぼ」と呼んだことから坂の名称に。

茶屋坂

江戸時代、「田道橋」から三田のほうへ向かう坂の上に将軍・家光が狩りの際に立ち寄る茶屋があった。家光が茶屋の主を「爺(じい)」と呼んで親しんだことから「爺々が茶屋」と言われるようになり、坂の名も「茶屋坂」に。

しどめ坂

「目黒通り」から八雲3丁目を経て「呑川緑道」へ下る急な坂道。「しどめ」とは春に赤い花が咲くトゲのある低木「クサボケ(しどみ)」のことで、坂の名は近辺にしどめが群生していたことから。


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大田区の坂のある街

どりこの坂

どりこの坂どりこの坂

「多摩川」駅に沿う「田園調布せせらぎ公園」脇の道のことで、昔は「池山の坂」と呼ばれていたそうです。
「どりこの」とは昭和初期、爆発的にヒットした琥珀色の滋養飲料の名称で、この飲みものを開発した医学博士・高橋孝太郎が坂道に面した約1000坪の土地を購入し、広大な屋敷を構えたことから「どりこの坂」に。
ユニークな商品名は共同開発者のドイツ人ドゥーリッヒの「どり」、孝太郎の「こ」、助手の野口の「の」を組み合わせたそうで、製造・販売は「講談社」でした。
坂の近所は多摩川の水辺や緑地が広がり、自然に恵まれたエリアです。

周辺

東急東横線・多摩川線「多摩川」駅、「田園調布せせらぎ公園」「多摩川台公園」「田園調布富士見会館」「スーパーOTENTO(おてんとう)」「東急スイミングスクールたまがわ」「中原街道」「環八通り」など。

所在地

田園調布1丁目26番と51番の間。

現地マップ現地マップ



おすすめスポット

田園調布せせらぎ公園

田園調布せせらぎ公園

面積約3万300m²のうち、国分寺崖線の斜面樹林帯が約3分の1を占めるという緑に富んだ公園。豊富な湧水の流れ込む溜め池(ビオトープ)が2か所、観賞用の池が3か所、せせらぎや小さな滝もあります。樹林帯に沿う遊歩道、多目的広場3か所、草っぱら広場5か所、あずまや、無料の休憩所のほか、集会室・多目的室(有料)も併設。


多摩川台公園

多摩川台公園

多摩川沿いの丘陵地にあり、約6万6661m²の広大な敷地には「亀甲山(かめのこやま)古墳」「宝莱山(ほうらいさん)古墳」という前方後円墳や8基の「多摩川台古墳群」を中心に、自然林の遊歩道、展望台、水生植物園、野草園、広場なども。園内には「古墳展示室」もあり、4世紀〜7世紀の石室の実物大レプリカや出土品が見られます。


その他の大田区の坂

六郎坂

仲池上1丁目10番と13番の間を北へ上る坂道。江戸後期、池上村のために尽力した海老沢六郎左衛門の屋敷が坂沿いにあったことにちなんで「六郎坂」と呼ばれるようになり、坂下の水路の橋の名も「六郎橋」に。

おいと坂

田園調布本町24・25番の間を東へ上っていく坂道。昔は坂下に旧中原街道を隔てて「雄井戸(おいと)」「雌井戸(めいと)」と呼ばれる井戸があり、鎌倉時代の武将・北条時頼がその井戸水で病を癒やしたという伝説も。

貝塚坂

上池台4丁目と5丁目の境の道。区内の鵜の木・池上・山王と続く台地には縄文時代〜古墳時代の遺跡が多く、石器時代の矢の根などが発掘されたことも。この坂の周辺に貝塚を伴う集落遺跡のあったことが坂の名の由来。

此経難持坂(しきょうなんじざか)

「池上本門寺」の表参道である石段坂のことで、石段は武将・加藤清正が寄進したとされる。『法華経(ほけきょう)』にある仏の功徳を賛美する偈文(げもん)の96文字にちなんで石段も96段とし、偈文の一句を坂の名に。


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総評

坂のある街は、地名に「坂」や「台」「丘」「山」などの付く場所が一つの目安となりますが、住宅地の場合は駅からやや離れた地域も多くなります。
でも、そのぶん緑の豊かさや静かな環境を好む人、高低差のある景色に惹かれる人には、ぴったりのロケーションではないでしょうか。
今回、取り上げた坂だけでなく、東京やその周辺には多彩な表情をもつ坂がたくさんあります。
ぜひ休日にでも散歩がてら、坂のある街へ出かけてみませんか。
その魅力に触れると、住みたくなる街に出合えるかもしれません。