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4レインズ活用状況、売成約数は高水準

2021年12月21日

―11月集計、賃貸成約は6カ月連続で減少

 不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構の11月のレインズシステム活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比7・2%減の1万5896件となった。5カ月連続で前年を下回ったが、11月としては直近10年間で昨年に次ぐ高水準。賃貸物件は0・1%減の2万9555件と、6カ月連続で前年を下回った。11月としては直近10年間で上から6番目の水準。

 売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比1・8%減の6671件、一戸建てが7・4%減の5392件、土地が17・4%減の3407件。エリア別にみると、中国と四国が前年を上回った。内訳は、首都圏が9・1%減の6141件、近畿圏が0・5%減の3865件、中部圏が11・4%減の1310件、九州が8・7%減の1294件、北海道が17・4%減の760件など。新規登録件数は前年同月比10・5%減の11万297件だった。前年割れは20カ月連続。総登録件数は13・2%減の29万297件で、17カ月連続での前年割れとなった。一方、前月比では0・3%増となり2カ月連続で在庫が増えている。

 賃貸物件の成約報告件数の詳細をみると、マンションが前年同月比0・7%増の2万5660件、一戸建てが7・1%減の1135件。エリア別では北海道と中国、九州を除く地域が前年を上回った。内訳は、首都圏が0・1%増の1万5373件、近畿圏が0・2%増の9919件など。新規登録件数は12・2%増の28万7931件で、19カ月連続のプラス。総登録件数は16・0%増の57万1997件と、18カ月連続で前年同月を上回った。前月比では0・02%増。

(提供:日刊不動産経済通信)

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