東急リバブルのトランクルーム STORAGE SQUARE

トランクルームに「服」を保管する際に気を付けたいポイント

特にかさばる夏場の冬物、着る頻度が少ない冠婚葬祭向けの服などはできればトランクルームに保管して、お部屋をすっきりさせておきたいものです。クローゼット代わりとしても活用できるトランクルーム。今回はトランクルームに服を保管する際の気を付けたいポイントについて解説していきます。

服をトランクルームに服を預けるのはどんなとき?

トランクルームとは、自宅や生活拠点以外で荷物を保管するときに利用する収納スペースです。トランクルーム以外に、「レンタル収納」「レンタル倉庫」などの名称で呼ばれることもあります。トランクルームの種類は、倉庫や建物の中に設置されている「屋内型タイプ」、屋外のコンテナを収納スペースに加工した「屋外型タイプ」の2つが主流です。

サービス内容は運営する会社によって異なります。トランクルームを利用するときは、毎月、決められた利用料金を支払ってレンタルします。

トランクルームの利用目的は、未使用の家財道具の保管、部屋に収納しきれない趣味のグッズや思い出の品を置く場所など、さまざまです。たくさんある利用目的のひとつに、「衣類の保管」があります。

例えば冬物のコートやマフラー、夏物のサンダルや薄手の衣類などのシーズンアイテムは限られた時期にしか身に着けません。また、冠婚葬祭用のフォーマルウェア、成人式や七五三で身に着ける着物は一度着用すると、その後、活躍する機会はほとんどないといえます。このため、タンスやクローゼットの肥やしになってしまっていることが多いのではないでしょうか。

洋服の保管に向いているトランクルームの環境とは

シーズン終了後の衣類や各種行事で使用した着物など、頻繁には使わないものを保管するには、トランクルームを利用するのが便利です。ただし、トランクルームの種類によっては衣類の保管に向いていないものもあります。

洋服を保管する際に避けたいのは、カビや結露の発生、害虫による虫食い、日焼けによる変色です。カビは、温度や湿度が高くなる夏場に発生しやすくなります。対して、結露は屋内外の空気の温度差が広がる冬場に起きやすいです。

特に害虫はウールやカシミヤ、シルクなどの素材を好むため、虫食い被害に遭いやすいと考えられます。また、着物やスーツ、ドレスなどのフォーマルな服は、いざ利用しようとすると変色している、傷んでいるなどのトラブルが起こらないように、十分な注意を払いながら保管する必要があります。

洋服を保管する場合、トランクルームは、上記で述べたトラブルを回避するための設備が整っているところを選びましょう。

屋外型と屋内型、どちらがいい?

「屋内型」と「屋外型」では、どちらが衣類の保管に適しているのでしょうか。衣類を保管する場所には、空調設備などが整っている、日焼けによる変色を起こしにくいなどの条件を満たしている必要があり、温度や湿度の影響を受けづらく、通気性が良い場所が最良と考えられます。

屋内型タイプではトランクルームが建物内にあるため、雨や風の影響を受ける心配はありません。空調設備が整っている施設も多く、気温差を気にする必要がありません。空調設備があるということは、トランクルーム内の通気性も確保できているともいえます。

対して屋外型タイプのトランクルームは、風雨や気温差の外的要因の影響を受けやすい環境です。衣類を保管するには、屋内型のトランクルームを選ぶのが良さそうです。

空調・除湿設備がある

トランクルームに衣類を保管するなら、高温多湿で通気性が悪い場所では、保管している衣類にカビが発生するリスクが高まります。大切な洋服を綺麗な状態で保管するためにも、空調や除湿設備が整っている施設を選ぶことが重要です。

空調設備があるだけでも十分に温度・湿度管理をできるといえます。さらに、除湿器を設置している、壁に断熱材を使用しているなどの対策がなされているトランクルームならより安心です。もし、不安が残るようであれば、自身で除湿剤や防カビ剤を用意するのも良いでしょう。

24時間取り出し可

24時間365日、いつでも出し入れできるトランクルームを選ぶのもポイントです。例えば、冠婚葬祭で使うフォーマルウェアは、急に必要となることがあります。必要な時にすぐ取り出せる状態で保管できる施設を探しましょう。

また、衣替えで多くの衣類を入れ替えるなら、利用しているトランクルームまでの移動をスムーズにできるかどうかも重要です。衣装ケースに収納した衣類は、それなりの重さがあります。可能な限り持ち運びの手間を軽減できるように、入口から近い場所のトランクルームを借りる、台車を利用できる施設を探すなどの工夫をしてみましょう。

運搬サービスがある

自宅から衣類を運ぶために、車を利用する人もいるでしょう。しかし、自家用車を持っていない人は、車以外の手段で荷物を運ぶ必要があります。そこで便利なのが、運搬サービスです。運営会社によっては、決められた料金を支払うことでトランクルーム内まで荷物を運んでくれるサービスを提供しています。運搬サービスを利用すれば、車を持っていない人でも安心して多くの荷物を運べます。

運搬サービス内容や料金の内訳は、運営会社によって異なります。料金は、時間制で設定されているケースが多いようです。インターネットで24時間365日、申し込みできるトランクルームもあるので、事前に調べてみてください。

セキュリティに配慮

めったにないことではありますが、盗難の被害に遭う可能性もゼロではありません。万一に備えて、セキュリティ対策が充実しているトランクルームを選びましょう。

具体的なセキュリティ対策として、施設内へセキュリティカードや鍵を使用して入館する手段があげられます。利用者へセキュリティカードや鍵を渡すことで、関係者以外の人間がトランクルームへ入るリスクを防げます。

運営会社によっては、警備会社と連携する、防犯カメラや人感センサー監視するなどの防犯対策を講じる業者もあるようです。

保管する前にやっておきたいこと

衣類を保管するのに見合ったトランクルームを見つけたら、いざ収納です。しかし、収納する前にひと手間かけることで、より有効的にトランクルームを活用できます。

衣類の収納環境の管理をトランクルームの運営会社任せにせず、自分でできる対策は全てやっておきましょう。

洗濯・クリーニングをしてから保管

トランクルームに保管する衣類は、収納前にクリーニングに出す、洗濯するなど、汚れを落としておきましょう。一見、きれいな衣類でも、1度身に着けた服は汗や皮脂が付着しています。汚れが付着した状態で保管すると、シミやカビの発生原因となりますのでおすすめできません。事前に汚れを落としておくことで、いざ着用する際に安心して身に着けられます。

着るもの着ないものなど中身が分かるように分けておく

トランクルームに衣類を収納するには、衣装ケースや段ボール、ハンガーラックなどを利用します。シーズンアイテムや冠婚葬祭用のウェアなど定期的に使用する衣類は手前に、サイズダウンした服や着物など着用する機会が少ない衣類は奥にしまうと良いでしょう。

衣装ケースや段ボールに衣類を収納する場合は、中身が分かるようにしてください。養生テープやマスキングテープに記入してケースに貼っておけば、ひと目で中身を把握できます。

まとめ

トランクルームの利用目的のひとつには、衣類の一時保管があげられます。

大切な洋服を綺麗な状態で保管するには、屋内型のトランクルームを利用するのがおすすめです。サービスや施設の内容は運営会社により異なるものの、できれば空調設備やセキュリティ対策が充実しているトランクルームを探しましょう。24時間365日出し入れできて、運搬サービスがあるならなお良いです。

また、トランクルームに収納する前には、できる範囲で準備を済ませておくことも大切です。大事な衣類を良い状態で保管できるように、設備を確認して利用する施設を選び、自分でもしっかり対策を講じましょう。

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